食事のチカラ〜心と体に栄養を〜

栄養療法や食事など食で心身の不調を改善するために役に立つかもしれない情報を発信していくブログです。

巷で言われる減塩考。本当に薄味が良いの?減塩することは実は必要ないかもしれませんというお話

こんにちは。今回は最近何かと言われる減塩、塩分についてのお話です。

外食やスーパーのお惣菜、お弁当、介護食、その他色々な食品でやたらと言われる「減塩」。塩を摂り過ぎたり、しょっぱいものを食べ過ぎると血圧が上がり、心臓病や循環器系の疾患にかかりやすくなって良くないよ、ということで日本だけでなく世界の各国でも、塩分の摂取は少ない方が良いと言われているそうです。でもそうは言っても薄味のものは美味しくない、もっと塩気のあるものが食べたい。そんな方、かなりいらっしゃるかと思います。

そんな方に朗報(?)かと思われる最近の研究について今回はお話させてもらいます。

タイトルの通り、塩分は敵じゃないよ、塩分は今設定されている基準量より摂っても問題ない可能性が高いよということです。https://www.google.co.jp/amp/s/www.sciencealert.com/most-of-us-eat-healthy-amount-of-salt-sodium/amp

https://www.google.co.jp/amp/s/www.sciencealert.com/most-of-us-eat-healthy-amount-of-salt-sodium/amp

上記の他にも様々な意見があるようで、まとめて大まかに解説しますと、
・心臓の働きには塩分はむしろ必要!
・塩が体に害を及ぼすのは摂取量が極めて多いか少ない時
・問題なのはむしろ加工食品やジャンクフードの食べすぎ。またそれに伴う精製食塩の影響。
・ナトリウム摂取量を3400mgから2300mgに減らしただけでも血圧が正常になった!
などなど…。

むしろ塩分は
・呼吸器
・消化器
・心臓
・脳の活動
・血圧
・体の筋肉
など様々な組織の正常な働きに不可欠で、欠乏すると、低血圧はもちろん、集中力、記憶力に影響が出たり、呼吸器、循環器系の疾患のリスクが高まったり、心臓がかえって弱ってしまったりするという可能性があるそうです。多くても少なくても怖いものです…。

ちなみにこちらのサイトなどを参考にしていただけるとわかりやすいのですが、健康な11歳以上の方であれば6g(ナトリウムで2.4g)の食塩摂取でも問題ないという意見もあるそうです。https://www.nhs.uk/live-well/eat-well/salt-nutrition/



とはいえ、人によってやはり個人差はありますのであくまで参考程度にしていただければと思います。

ここまでまとめてみましたが、思っている以上に塩分は大切なんだと考えていただければ、塩分を過度に控えなくても、塩分を怖がらなくても良いんだと思っていただければ幸いです。
ただ、疾患がある方や、いくら怖くないからと言って取りすぎることは注意していただきたいです。

ただ、精製塩という表現が出てきたかと思いますが、岩塩や海水から作られた良質な食塩であればミネラルも豊富でむしろ推奨している意見もあるようです。

いかがでしたか、塩も使いようによって毒にも薬にもなると言えるかもしれませんね。ミネラルの大切さ、特にマグネシウムや鉄、亜鉛などは欠乏しやすく誰にとっても摂取して欲しい栄養素ですが、こうして天然塩などであれば取り入れやすいかもしれませんね。

塩のこと、見直してあげていただければと思います(笑)
それでは今回はこれで失礼します。


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