食事のチカラ〜心と体に栄養を〜

栄養療法や食事など食で心身の不調を改善するために役に立つかもしれない情報を発信していくブログです。

あなたに合うのはどのお肉?②今年のひと皿は鯖だけど、お肉も悪くない?やっぱりみんなが好きなお肉のお話

こんにちは。今回も前回に引き続きお肉のお話です。

最近の鯖缶、魚の流行にあえて逆行してお肉のススメシリーズ2回目となります(笑)今年のひと皿が鯖に決まったそうですがそんな中でこの記事…(汗)

それはおいておいて、前回の記事では一般的に食べられる機会の多い、鶏肉、豚肉、牛肉について簡単にご紹介させて頂きました。

前回の後半でもちょこっとお伝えしましたが、お肉に対して健康に良くないとか腸内環境が悪化するとか、魚や植物性タンパク質の方が良いというイメージを持っている方もいらっしゃいますよね?
でも、お肉は思っているほど悪くなく、食べないデメリットより食べるメリットの方がずっと大きいのではないかと思います。そのメリットについて簡単に挙げると
アミノ酸組成が良く、タンパク質源としてかなり優れている。
・鉄や一部のアミノ酸ビタミンB12、コラーゲンなど他の食品から摂取しにくい栄養素も豊富に含まれている。
・少しずつでも肉を食べることで消化酵素が作られたり胃酸の分泌がなされるようになり消化力が上がる。(消化力が上がることは全身の栄養状態の改善やダイエット、腸内環境、精神状態の向上につながるなど)
・体力アップ、滋養強壮、疲労回復効果が高い
糖質制限でなかなかお腹がいっぱいにならないという悩みが解決する(咀嚼回数が増えたり、タンパク質量が多いなど)
・貧血、冷え性、肩こりなど血液に関する不調に効果が期待できる(ビタミンB群、亜鉛、鉄など)
代謝アップ(タンパク質、カルニチンなど)
などなどここに挙げきれないものもまだまだありますね!

今回もそんなお肉について効能やメリット、お悩み別に効果があるお肉について簡単に紹介していきたいと思います。

④羊肉(ラム肉)
最近少しずつ人気が出てきましたね。ジンギスカンラムチョップは有名ですが、他の肉と同じようにソテーにしたり、煮込んだり、案外色々な調理方法で美味しく食べられますよね!ただ、やはり独特の香りがありますので好みが分かれるという点や取り扱っているお店が限られたり価格が豚肉や鶏肉などと比べて少しお高くなってしまうという難点があるのが残念です。それでも健康効果は高いとされ、また、そのクセにハマってしまう人が増えてきたことでブームになり始めているようですね!
そんな羊肉ですが、
コレステロールが気になる(不飽和脂肪酸が多く、悪玉コレステロールの値を下げてくれる)
・消化力が弱っている方(脂肪の融点が人の体温とほとんど同じ温度なので、消化吸収されやすく胃もたれなど起こしにくい)
・貧血、血管、血液系の不調にお困りの方(鉄、亜鉛、銅、ビタミンB12葉酸など、造血や血液に関する栄養素が豊富)
冷え性の方(体を温める効果がある食材とされる。また、上記のように血液に関わる栄養素が豊富に含まれ、血流改善も期待できるため)
などの方におすすめしたいお肉です。個人的にはラムしゃぶや火鍋などにしたり、ハーブと塩でソテーするのがクセが苦手な方に良いかと思いますので苦手な方はお試しいただきたいです。

⑤その他のお肉
(1)馬肉
ややマニアック?というべきか、なかなか手に入れたり食べたりする機会は少ないお肉かもしれません(汗)ですが、もしも機会があればぜひ食べてみていただきたい、スーパーフードと言えるほど栄養価が高いお肉です!
効果やおすすめしたい方についてですが
・骨のトラブルでお困りの方、イライラしやすい、骨粗鬆症が気になる方など(カルシウムが豚肉の4倍、鶏肉の10倍)
疲労回復、滋養強壮(グリコーゲンという体のエネルギーになる栄養素が他の肉に比べて豊富)
・視力低下、胃腸の不調、目のかすみなど胃腸や目など粘膜に関するトラブルのある方(粘膜の維持や構成に不可欠なビタミンA豊富に含まれています)
冷え性、肩こり、肌のトラブルなどにお困りの方、アンチエイジング活性酸素除去、生活習慣病予防など(抗酸化、血流改善、体内の脂質の酸化防止効果が期待できるビタミンEが豊富です)
・貧血(鉄が豚肉や牛肉よりも豊富に含まれている)
など非常に幅広い効果があり、正直もっと沢山出回って欲しいお肉です(笑)
確かに貴重なお肉ですし、食べ方も難しいかもしれませんが見つけたら是非!是非にお試しいただきたいお肉ですね。

(2)レバー類
このブログでも何度か取り上げていますね。
しつこいようですが、鉄分や亜鉛などのミネラル、ビタミンAやビタミンB群が豊富なだけでなく、低脂肪低カロリーで、大変素晴らしいお肉です。生臭くて苦手という方も多いというのが難点ですが…。
そんなレバーの効果やおすすめしたい方は
・貧血気味の方(鉄、亜鉛、銅、ビタミンB郡など造血に関わる栄養素が豊富)
・胃腸が弱っている方(脂分が少なく、他の肉よりも消化の負担が少ない)
精神疾患でお困りの方(亜鉛アミノ酸、ビタミンB群など神経やホルモンバランスの調整、脳機能の改善効果が期待できる栄養素が豊富)
・ダイエット中の方(上にも書いたように低脂肪、低カロリーです)
といったところでしょうか。特に貧血には効果がピカイチですし、何よりカロリー辺りの栄養価が非常に高く、特にミネラルが豊富という点でオススメしたいお肉ナンバーワンかもしれません(笑)
お酒やハーブ、酢や梅干し、香味野菜などを使って上手く臭みを取って取り入れていただければと思います!

以上、個人的に考察したお肉とオススメしたい方についてのまとめでした。

魚がやたらと注目されている最近で、以前のサラダチキンやグラスフェッドビーフ(牧草だけで育った牛肉)の流行はもう過ぎてしまったように感じますが、それでも自分としては魚ばかりではなくお肉も同じ位大切で素晴らしい食品だと考えています。
魚の缶詰のように手軽に取り入れるのは確かに難しいかもしれませんが、鶏ハムにしたり、蒸し豚、ローストビーフ、そぼろ、レバーはオリーブオイルで煮込んだりすれば常備菜的に使えて少しは手軽に取り入れられるかと思います。
今までお肉を敬遠してきたという方もこれを機会に魚や植物性タンパク質ばかりではなく鶏肉やレバー、ラム肉など消化に良いものなどから少しずつでも取り入れていただければと思います!

…余計かもしれませんがレシピなどについても後々ご紹介したいできればと思います。
それでは今回はこれで失礼します。ご閲覧ありがとうございました!ブログランキング・にほんブログ村へ
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