同じものを食べていてもどうして自分は不健康？どうして痩せない？栄養吸収の不思議。吸収率の個人差は予想以上かも！というお話

こんにちは、最近ちょっとした出来事があって考えさせられることがあったので自戒と考察のための記事を書こうと思いました。

というのは体質のお話です。

以前、いくつかの記事で栄養の必要量や血糖値の上がりやすさ、消化力の強さは個人差がありますよ、というお話をしたかと思います。

ビタミンを人の2倍も3倍も必要としたり、どんなにジャンクフードを食べても体に影響が出なかったり、たった1口のご飯でも血糖値が急激に、かなり高い値にまで上昇してしまったり…。
体質は人によって違いますので、人の数だけ体質はあるとも言えるかもしれません（汗）

そうなれば、もちろんどんな食べ物、栄養が合うかということも人よって違うということになりますし、健康法も合う合わないが出てきてしまいます。

ある健康法を試して効果がなかった、体調が悪化したという方は、この体質が関係していることも少なくありません。

テレビで紹介された食品を摂って思った効果が出なかったという方は、もしかするとビタミンや栄養素を大量に必要とする体質で、自分に必要な量に足りていなかったということもあるかもしれません。

また、そのビタミンを利用する遺伝子が働いていないという可能性もあります。

この遺伝子の影響は特に大きいとされていて、脂肪の蓄え易さ、ホルモンの出る量、栄養の必要量、ビタミンやミネラル、タンパク質、アミノ酸、脂質の利用ができるかできないかなど様々な面での違いに関わっているそうです…。

いくら多くの人が実践して効果があったとしても、いくら有名な先生が提唱する健康法でも、いくら大規模な研究が行われて実証されていても、それが自分に必ずあっているかはその人にしか分かりません。

確かに多くの人に効果がある、というものはあるかもしれませんが全ての人にそれが効果があるとも限りません。
だから健康、ダイエット、食事、栄養は難しいのだと思います…。

食事や栄養に関するブログを書いている側なのにこんなことを言うのもどうかと思われるかもしれませんが（苦笑）

ただ、同じように健康情報やダイエットの方法を発信している方を見ると、自分のやり方を推奨して、上手くいかなかったり効果が出ないという意見があると、「それはきちんとやっていないから」｢絶対にやり方が間違っている｣「本人が悪い」などと言う人も少なくないように感じます。
もちろん、悪気は無いと思いますが…。

テレビ等で次々に新しい健康食品、栄養、ダイエット法が取り上げられるのもそうですし、食べ物に関して真逆の意見があって、それぞれきちんと研究がされていたり、沢山のデータがあるのもこれだけたくさんの人がいて、それぞれが違えば当たり前と言えるかもしれませんね。

その真逆の情報によって混乱してしまう人も少なくないかと思います。
悩んでしまったらまず、どちらか一方を試してみる。そして良い影響があったか、悪い影響があったかで判断する。当たり前といえば当たり前かもしれませんが、案外どちらか一方を信じて、それに反対の情報をシャットアウトしてしまったり、自分と真逆のことをして、たとえそれで効果が出ている場合でも、その人の事を批判したり、おかしいと決めつけたりして論争があることも多いのが現実です…。

栄養学は個人差の学問とも呼ばれています。
繰り返しになってしまいますが一人一人合う食べ物も、必要な量も、効果がある健康法も、体質も同じ人は1人としていません。

健康情報を見る時はそれを必ず頭の隅において判断し、自分に合わないからといってそれが間違っている、非常識だとは思わずに、｢そういう考え方もあるんだなー｣位軽く捉えるようにして頂きたいです（笑）

自分も発信する側として、自分の経験を押し付けたり、ある食べ物、サプリメント、健康情報が全ての人に当てはまると言わないように注意はしているつもりですが、誤解を与えてしまったり、そのように捉えられてしまう書き方もあるかもしれません…。

なのでこのブログを見る人にこの機会にお伝えしておきたいのが
・サプリメントも食べ物も効果の有無はあるということ。また、必要量は必ず推奨量と同じとは限らないということ
・自分のブログを含め、健康情報を見る時にはあくまで参考にしてほしいということ。
ただし、実際に効果があった人がいるということであり、試してみる価値はあるかもしれないよ、ということ。
・いくら自分が健康になったり、正しいと思っている事と反対の意見があっても争わないこと（笑）
などということです。

長々と同じようなことを繰り返し書いてうんざりさせてしまったり、偉そうなことを言ってお気に触れてしまったら本当に申し訳ありません。

それだけ個人差、体質の違いというものの影響が大きいということを知っていただけたなら幸いです。
これで失礼させていただきます。今回もご閲覧ありがとうございました！

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